今回読んだ書籍はこちら。
志を育てる 増補改訂版: リーダーとして自己を成長させ、道を切りひらくために
せっかく読んだので、要約・まとめを書いていきます。
志とは
- 二つの定義がある
- 一定期間、人生をかけてコミットする目標 = 小志
- 一生涯を通じて達成しようとするもの = 大志
- もっと具体的な定義
- 一定の期間、人生を賭けて、
- コミットしてきたこと(過去)
- コミットしていること(現在)
- コミットすること(未来)
- つまり、大小ではない
- 一定の期間、人生を賭けて、
- 志の別の定義
- 残された人生の時間の使い方(比較すべきは、実現するための行動量)
- 大志に対する自覚は二通りある
- 小志を積み重ねていく中で、徐々に自分自身の大志に気づく
- はじめに大志ありきだが、小志を積み重ねていくことで、その大志の具現化をすすめていく
志の存在理由
- 学び続ける上での精神的な軸となる
- リーダーシップ = 意図(意図を発信することが重要)
- 志を持つことで謙虚さが生まれる
志の醸成サイクル概観
- 醸成サイクル概観
- あるきっかけで目標を持つ
- 1 達成への取り組み
- 2 取り組みの終焉
- 3 客観視
- 4 自問自答
- 5 新たな目標の設計
- 志は、自分で努力して動いて作り込んでいくもの。育てていくもの
- 簡単に見つかるものではない
- ただし、フックはある
- 志は、らせん状に成長する
志の醸成サイクルを回す
一歩を踏み出すために、
- (1)自らの既存の前提判断軸を置き換える(その時に、その人が持っている前提が、新しいものに置き換わることが重要である)
- シングル・ループ学習:結果 ⇔ ある時点の前提・判断軸に基づく行動
- ダブル・ループ学習:結果 -> 新たな前提や判断軸 -> ある時点の前提・判断軸に基づく行動 -> 結果 -> ... ※こっちが重要
- (2)思考を詳細化、具体化する(次の選択肢に対する思考が、詳細かつ分析的に行われていることが重要である)
- 合理的な意思決定をするためには、複数の選択肢を持つことと判断基準を明確に持つことが重要である(ある程度時間をかけて「しっかり考えた」後に、意思決定することが望ましい)
- 印南一路「すぐれた意思決定」の中で、ある種の理想的な意志決定として次のようなモデルを示している
- 1 問題定義
- 2 評価基準の発見
- 3 基準間の重みづけ
- 4 選択肢の生成
- 5 評価基準に基づいた選択肢の評価
- 6 適切な決定の計算
- 7 選択肢の選択
- (3)自己肯定感を高める(自己効力感を高めることが重要である)
- 自分がある行動について、やることができるという自信や気持ちのこと。自分の行動について自分自身でコントロールできているという感覚、自分が周囲からの期待や要請に対応できているこという確認が持てた時に自己効力感は高くなるという言われている
- 4つの影響による自己効力感の醸成
- 1 成功体験:乗り越えた困難の大きさ
- 2 代理体験:似たような人の成功する姿を見ることにより、自分もできるという考えを生む
- 3 社会的説得:第三者からある行動を進められると実現のために多くの努力をする
- 4 生理的・感情的状態:体調や健康状態は、あることを実行・実現できるという効力感に影響を与える。肯定的な感情は自己効力を高める(逆も然り)
志の成長の方向性
- 志の積み重ねには、一定の方向性がある
- 志は自立性を高めながら成長する
- 自律性の定義:経済的に誰かに依存しないことや、自分の足で立って他の誰かに依存しないこと -> 一定の経済的基盤や職業技能力的な基盤を確保した状態
- 自律性の段階
- 1 だかれの決めた規範に合わせていく(適応)
- 2 自ら規範を選び、自らハンドリングしていく(自立)
- 3 自らが決めた規範に、他者を導いていく(指導)/他者の自律性が高まることを支援する(支援)
- 志は社会性を高めながら成長する
- 社会性の定義:自分を起点に自らが責任を持とうとする範囲を広げていこうとする心の動き
- 社会性の広がり:以下の段階がある
- 1 自分自身のため
- 2 自分の身近な周囲のため
- 3 組織全体のため
- 4 社会全体のため
- 志は自立性を高めながら成長する
- 志を積み重ねていく人は、二軸の間で成長を継げていく
- 自律性 = 自ら決めた規範に従いリスクをとってチャレンジする
- 社会性 = 自ら責任範囲を広げていくこと
個人的なまとめ
自分は何を付加価値として世の中に還元するのか
これを機に考えた
- 目的意識を常に持った開発者であること
- フロントエンド/バックエンドを一貫し、価値提供に貢献できること
- チームビルディングや業務改善を担い、チームの開発生産性向上に貢献できること
何のために働くのか
- 自身の欲求や要求、願望や幸福感を満たすため
- いわば、「誰かの何かの期待」に応えていくため。それが幸福感に繋がるはず。そのためには、客観視(いわば、メタ認知)が重要で、一定の距離感を持って、客観的に自らを見つめ直す必要がある
- 仕事に置き換えると、
非常に学びある書籍でした。まずは、自身、自チーム、自組織の強みを知ることからはじめ、今年中には自分自身の1%の強みを定義できるようにしていきたいといきます。